高齢者見守り・
自動検針システム
我が国では高齢化が進行し、一人暮らしの高齢者の増加に伴い、孤独死等の深刻な社会問題を招いている現状において、水道使用量の情報に基づいて高齢者の行動や安否を確認し、緊急時に福祉担当者や親族に通報を行うとともに、水道使用量の検針の自動化を行うためのITシステムを開発いたしました。
自動検針システムとは?
「水は生活に欠かすことができないもの」であることから、高齢者見守り・自動検針システムでは、一定時間毎に水道使用量を計測し、未使用時間が一定時間を超えた場合にあらかじめ指定したメールアドレスへ異常メールを送信するシステムです。
また、本人またはご家族、企業局、市役所等の監視センターからもインターネットを使用して各戸の状況の閲覧が可能であることに加え、水道使用量の算出のための検針データを水道事業者に送信することもでき、これにより水道事業者は現地を訪れなくても自動で検針をすることができます。
システム開発の概要
高齢者宅の宅内及び水道メーターに、無線通信親機と無線通信子機をそれぞれ設置し、無線通信子機には水道メーターから水道使用量データを取得する機能を設けました。そして、無線通信子機から無線通信親機に対して、水道使用量データを定期的に無線送信します。
無線通信子機で受信された水道使用量データは3Gモデムに送られ、インターネット上のサーバーに蓄積するようにし、端末からサーバーにアクセスすることで、水道使用量の確認が行えます。 また、このシステムは、未使用時間だけでなく、一定時間(1〜99時間まで設定可能)使用が継続された場合にも登録メールアドレスに対してメールの送信を行います。
水道利用状況の表示画面の例
取り上げられました!
特許を取得いたしました
高齢者見守り・自動検針システム
緊急時に福祉担当者や親族に通報を行うとともに、水道使用量の検針の自動化を行うためのITシステムが、特許取得をいたしました。